西麻布にある赤いファサードが目印のお店『ラ・グラップ』にお邪魔して来ました。外観が赤いひさしで可愛い印象を受けたので、中もそんな感じかと思いきや、中はいたってシック路線。ピアノのクラシックが流れ、丸い円卓と四角いテーブルがバランス良く配置され、照明も少し雰囲気のある感じでした。
そしてご挨拶に来てくださったマダムがこれまた美人♪(前回に続き、フレンチのシェフは何故美人の奥様をゲットできるのかしら??偶然でしょうか?)この素敵なお店のオーナーシェフ:加藤氏のお人柄に触れて来ました。
K:消去法?? K:ハイ、消去法です。(ちょっと笑)自分の中で食べるものと言うのが『和・洋・中』しかなく、和食はイメージ的に厳しそうだったんです。(ちょっと笑)中華は作ると言うより、食べるイメージが強くて、洋食は当時イタリアンと言う概念がなく、あってもスパゲッティ屋さんて感じだったので、消去法でフランス料理になってしまいました。(ちょっと笑) K: どうせやるなら本格的に!と思ったのもあるのですが、高校生の時、ファミレスや喫茶店系でバイトしていたのも飲食業に入る流れにつながるのかと。料理は面 白い、好きと感じていましたし。 当時、やりたい事があった訳じゃなく、流れで何となく・・・・って感じです。 でも、入ってから頑張りましたよ。 (ちょっと笑)
K:修行時代の印象に残る出来事などありますか?辛かった事や嬉しかった事など。------ K:辛い事・・・ないですね! K:(そんなはずはない!!) K: 嬉しかった事は・・・まだ人生半分も行ってないから分からないかな?あ!お店を立ち上げるお金を借りれた時は嬉しかったですけど。(ちょっと笑)
K:あ、唯一あるとすれば、デザートですね。自分が甘いの得意でなかったのですが、好きになりました♪甘さ控えめが美味しいと思わなくなり、一定以上の甘さがないとバランスがないと学びました。
K:2回も??泥棒???えええ???何取られてしまったんですか?? K:1回めは、同じ仕事仲間のチュニジア人にやられました。。。リュックごと持ってかれてしまいましたね。何入ってたかなあ?あ、ラジカセ持ってかれて、カメラもやられた。リュックに入っていたNHKのフランス語テキストは置いてくんですよ!!(笑)
K:アハ!!笑っちゃいけないですが、笑っちゃいます! K:ま、僕より彼の方がフランス語うまかったし、用はなかったかと?? K:と言うより日本語分からないし?? K:そうだ!そうです。 (笑)ハハハ!!
K:2回めは近所のガキです。大抵フランス料理のお店は、住み込みのスタージュを受け入れる為の施設があるんです。まあ、施設と言っても屋根裏のような感じですが。。。2階の 窓辺にはしごをかけたみたいです。窓のサンに子供らしき小さな手の跡があって、 すぐに『あ!!やられた!!』と思って取られたのを確認したら、お金は取って行かなかったんです。 ちょうど大金持っていたので、心配したんですが・・・ K:何を追って行ったんでしょう?? K:タバコひと箱。。。
K:プスプス?? K:アラブ系の言葉で『ねえ〜ねえ〜』って意味ですね。『プスプス・・・』って言いながらおびき寄せてマリファナを買わないかって。 K:知らなかった・・・ホントですか??じつは恐い国とか??
K:ギャラの良い?スイスはギャラがイイのですか? K:いいんですよ〜♪フランスで5〜6万をもらえるのが良い方なのに、スイスはその5倍以上!月に27〜28万はもらえるんです。 K:そ〜〜んなにいいんですか??あ、スイスは物価が高いって言いますし。 K: 高いですよ! 日本と同じくらいって言いますしね。
K:どうやってスイスのレストランに入ったのでしょうか?紹介とか? K: スイスの時は、自分で履歴書をA4の紙に書いて送りました。電話もしましたね。5〜6軒に出してその中の2軒に行きました。
K:そんなに綺麗だったんですか?涙する程?? K:綺麗でしたねえ〜〜(ニコニコしながら想像している感じの顔で)まさにハイジの国でした♪いいですよ〜。一度行ってみてください!!感動します! K:そんなにイイなんて♪♪(シェフのおかげで、ちょっと帰りに駅にあるスイスのパンフレットなんて持って帰って来ちゃいました♪)
K:最後に、将来の夢をお聞かせください。------ K: ゆめ・・・若い頃は、本気で厨房で死ねたら本望なんて思っていました(笑)最近は畳が良いなあ♪ハハハ!!老後は居酒屋さんかな? K:居酒屋さん?フレンチをずっと続けるので無く??
加藤シェフとお話をしていて、人見知りをされる方だと思うのですが、話を具体的に聞いて行くと、どんどん楽しい話が出て来るのです。もしかしたら、ご自身で色々な面 で「こんな話をしても・・・」とか、「それは、そんな大した事は無い!」と思っているのかも?それがあまり自ら語らない理由??でも、実はシェフの内面 はとても魅力的でした!! ものすごく生真面目な方がフランス料理を真正面で『フランス料理とは〜〜!!』と叫ぶのと違い、ちょっと30度位 横から冷静に見ている感じです。そして、自分なりにそれを一生懸命料理で表現しようとしているのです。自分を言葉で表現するのが苦手?な分、お料理で表現されるのでは無いでしょうか?真面 目で実直な方。そして、普通の方が感じる『辛い・苦しい・嫌だ・メンドクサイ』と言う針の触れ幅が少ないのかと思います。掘り起こして聞くと、『あ・・・そうそう』 と言う感じに出て来るので、嫌な事はいちいち気にしない。と言うより、そんなに重きを置かないと言う感じでしょうか? もともと真面目で実直な分、料理にもその性格が表れているはずだと思います。そして、雰囲気があり、温かみの感じられるしっとりとした店内からも想像出来ます。 また、シェフと お話をしている間、スッとマダムがさりげなく助け舟?を出されていて、お話に華が添えられました♪とてもイイ感じの御夫婦です。 私の勝手な思いですが、マダムは、個人的にお友達になりたいタイプでした♪♪♪ こんな素敵な御夫婦が開かれているラ・グラップに訪れてみてはいかがですか?
ラ・グラップ
------------------------------------------------------------------------ 住所:東京都港区西麻布1-11-1 ドリーム小野塚1F 電話番号: 03-3403-2029 営業時間:11:30〜13:30、18:00〜21:30 定休日:水曜・第一火曜定休 最寄り駅:都営大江戸線・東京メトロ「六本木駅」徒歩7分 駐車場: なし