ナプキンの取るタイミングはすでにご紹介（STEP4参照）しましたが、食事の最中や食事終了時の合図としてきちんと使い分けが出来ているでしょうか？


ナプキンのタブーと合わせて、ほんの少しレッスンしてみましょう。

デザートの後の紅茶やコーヒーを飲む段階になったら、途中退席が可能となります。
食事はとても大事な物だと西洋では考えられているので、途中退席は許されていません。現代と言えども、携帯電話に出る為に席を立つのも宜しくないでしょう。（携帯電話のマナーはこちら）

さて、その途中退席の際、ナプキンはどこに置いていますか？
正解は椅子の上。それも綺麗にたたむ必要はありません。半分程度の大きさ（真ん中をつまんで三角形でも良いです。）にして椅子の上に置いておけば、途中退席の合図であり「まだ食事が続いています」の意思表示となります。

グレードの高いレストランになれば、サーヴィスの方が、それを綺麗に畳んでそっとテーブルに置いてあなたの帰りを待っていてくれます。

食事終了時は、ナプキンを膝から外しテーブルの上に置きますが、置く場所は、デザート皿の右側上方に置きます。デザート皿が下げられていても右側に置きます。

なんとなく畳んでしまいたくなる方も多いかと思いますが、畳んではイケマセン。ナプキンをたたむと言う行為は、「料理がまずかった！」という意味になります。

どうしても畳みたいのであれば、最後の折りで端と端を重ねずにずらすようにしましょう。良い方法は、真ん中をつまんで三角形にして置くのが良いとされています。レストランのテーブルがそんなに大きくない場合は、その三角形の高さを半分にしておけば良いでしょう。

ナプキンはそもそも、口元の汚れや指先が汚れてしまった際に使用したり、果物の種や魚や肉の骨を口から出す際そっと隠す為に使いますが、そのナプキンのタブーをすぐに思いつくでしょうか？

ナプキンのタブーは、額の汗をゴシゴシ拭いたり、鼻をかんだりする事です。そして、うっかりワインなどをこぼしてしまった時に慌ててナプキンで拭くような事もタブーです。ワインや水などをこぼしてしまった際は、グラスをすぐに立て直しさえすれば良いです。すぐさまサーヴィスの方が対処してくれるので、自分で処理しようと思わなくて大丈夫です。

また、女性でありがちなのが、ナプキンにソースと一緒にべったりと口紅を付けてしまう事。食事前に口紅はそっとティッシュオフしておくのが良いでしょう。

フォーマルなナプキンは、色は全て白と決まっています。
そして、サイズも決まっており、正式なものは（晩餐会など）では75cm角。食事用としては55cm角。ティータイム用では35cm角とされています。お手持ちのお皿の数に合わせて揃えておくと良いかと思います。

最近では、色々なカラフルな色や模様が付いたナプキンもありますので、ホームパーティなどでは季節やテーマに合わせて色やサイズを使い分けるのも楽しいですね。