HOME > HANAE パリ通信




what's new
ガストロノミー・ニュース
今月の注目の人
迷わないメニュー用語
お料理基本の基本
自分でさばいてみましょう
パリ通信
ティーサロンへようこそ
パーティー・イベント情報
パーティーレッスンしませんか?
HOME




第1回 :
パリのパン/ゴルチエのパン
第2回 : ミシュラン3つ星とは・・・?
第3回 : ヨーロッパ最大の食の玄関 ランジス市場へ!
第4回 : パリのお引越しは辛いよ。。
第5回 : 『スタージュ』
第6回 : 日曜日のすごし方
ムムバックナンバーはこちら





2005.7.22 第7回
『パリからの旅 モロッコ編』
もう7月に入り夏到来!?と思うはずが、30度の暑さの日々が過ぎては15度という肌寒い日々がぶり返している、パリ。明日の天気は全く分からない、この頃です。  

あっというまに時間が過ぎ、数週間にまたがったCAPという国家試験も終え(日本でいう調理師免許のようなもの)、6月にて学校も無事に卒業することができました。

今は8月後半から始まるホテルでの研修を控え、夏はめいっぱい遊んでおきましょう!!と自分を甘やかし、なんだか学生時代に戻った気分。○年ぶりの夏休みだ〜い!! 

さてさてちょっと旅行でもということで、インターネットでみつけたのは、モロッコへ出発330ユーロ(空港税込み)ということは日本円で45000円しない位 、それもホテル4つ星にて7泊8日、朝・夕食込み、もちろん航空代も込み!!うお〜、かなりお得な料金、でも3日後の出発。といっても今はいつでも出発オッケーな身、もちろんすぐさま予約完了。

ということで、1週間ほどモロッコに行ってきました。初のイスラム文化圏への潜入。アラブ系といえば、パリでははっきりいってイメージがあまりよくない。いい人だっていっぱいいるけど、強盗や犯罪者の多くはアラブ系の方々が多いため、どうしてもイメージが悪いのです。でも魅惑のモロッコ!!この目で彼らの文化を確かめなければ。  

バスにて4つ星ホテルへ・・・4つ星??にしてはかなりガックーンという感じ -------
出発当日、飛行機はシャルル・ドゴールを朝6時発!(さすがに安いチケット、自宅を朝4時前には出発!)そして3時間にて常夏のマラケッシュ着、と思ったら、結構涼しい。風があってカラッとしてるからか、暑さはあまり感じず。バスにて4つ星ホテルへ・・・・4つ星??にしてはかなりガックーンという感じ、まあでも冷房あるしバスタブもあるし、いいとしよう。ドライヤーはないけど。
念のため日焼けどめももって、いざ町へ出発。 朝、晩は風が吹いて心地いいけれど、日中は40度、湿度はそんなにないものの、照り付けるぎらぎらの太陽は日焼け止めなど全くきかず、薄手の長袖で皮膚をガードしたほうがよいという感じ。 タクシーにて15分位で町の中心へ、それでたったの140円!! もちろん乗る時に値段交渉です。観光客となると常に4倍位 の値段を言ってくるので、いつでも交渉なのです。
町の中心はジャマ・エル・フナ広場。オレンジジュースの絞りたてスタンドが60件くらい並んでいる。全て同じスタンドで値段も一律なのに、なんでこんなにいっぱい並んでるのか不思議。1杯30円、ほどよく冷えててなかなかおいしい。でも呼び込み方はあまり心地よくない。エオエオ!! プスップスッ!!と(フランス語で気をひきつける言い方)通 りかかる観光客に対して言ってくる。
でもこういう環境で育つと、きっと嘘も平気でつけるようになってしまうのかな。-----------------
その奥にスークと呼ばれる、数々のお店が詰まっている、まさに迷路が続くのです。その迷路に入った途端、ちょっと見るだけ寄ってってよ、探し物は何?攻撃が始まる。それに応じようなら、もう捕まったも同然。値段を聞けば、まず定価(定価がないようなものだが)の4〜5倍は当たり前。絨毯に関しては10倍の値段。そして、ここから値段交渉が始まるのです。
なかなか値段も下げてくれずに、「じゃあ他の店で買うよ」と言って店を出ようとすると、
店主:『分かったよ。じゃあ君の最終値段は? いくらなら買うんだい?』
私:「だから〜だって。〜なら買うってさっきから言ってるのに! 」
店主:『〜は安すぎる。〜だ。』 ってさっきと同じ値段。こんな繰り返しでラチがあかない。
なんだか初めは面白かった値段交渉にも疲れ切ってしまって、明朗会計、値段フィックスの世の中のありがたさを感じるのでした。 お店の子供は親のまねして客呼び込みをしてたり、高級品だと偽ったり、でもこういう環境で育つと、きっと嘘も平気でつけるようになってしまうのかな。そう思うと、なんだか可愛そうな気もしてきた。 毎日5回お祈りを守るイスラム教の信者の方々が大部分なのに、一体イスラム教って何を善しとするのだろうか??
ヘビ使いは勝手に首にヘビを巻いてきて、お金を要求してくる。。。 -----------------
夜はジャマ・エル・フナ広場に屋台がたくさん並び、大道芸人や占い師やらで、かなり賑やか。屋台ではクスクスやタジン、魚のフライ、ブロシェット(肉の串焼き)が食べられる。 煙もムンムン。 羊の頭もゴロンゴロンと並べられていたけど、さすがに挑戦しませんでした。脳みそとかを食べるようで。。。 水売りのおじさんにカメラを向けて写真を撮ると、チップを請求される。ヘビ使いは勝手に首にヘビを巻いてきて、お金を要求してくる。本当みんなアラブの商人。

マラケッシュ1週間滞在中に1日ほど、エッサウラという港町にいったけれど、ここでも昼食は自由のはずがガイドさんが勝手にみんなの賛否もきかずに連れていってくれたレストランにて、通 常の値段の数倍の料金を請求された。きっとガイドもぐるだったに違いない。
そんなこんなで、なんだかこの国、一体誰を信じていいのやら。。。。なんだか何かを要求されそうで、ちょっとした親切心でさえ、ありがた迷惑に感じたり。 でもホテルの従業員さんはさすがに親切でしたが。。。
でもでも、スクーターを借りて(免許なしでもオッケーなのです)町を周ったり、カフェでミントティーを飲んだり。 -----------------
帰国の前日に飲んだアボカドジュースとピーチジュースがお腹に効いたのか、その後なんだかゴロゴロ気味に。こうなるとパリに戻るのが待ち遠しく、帰ってきて、数時間前までのあの世界が夢のように感じられました。あまりにも文化の違いにカルチャーショック。こんなことばかり書くと、これからモロッコに行く皆様に悪影響ですね。
でもでも、スクーターを借りて(免許なしでもオッケーなのです)町を周ったり、カフェでミントティーを飲んだり。ホテルのそばでみつけたモロッコ菓子店のお菓子は、自然な甘さでおいしかったし。天然ハチミツを使ってるからパリのモロッコ菓子のように、くどい甘さではないのだと言ってました。今まで食べたモロッコ菓子で一番おいしかった!!


そんな風に楽しいこともいっぱいありましたので、ご安心を!! ただ念のため、正露丸は忘れずにご持参くださいませ!!


雑誌FIGARO JAPONデザイナー出身。
ル・コルドンブルー東京校にてパンデュプロム、
パリ校にてお菓子デュプロム取得。
SADAHARU AOKI(サダハルアオキ)、HOTEL BRISTOL(ホテルブリストル)にて スタージュ(研修)。
今年9月よりパリECOLE FERRANDIにて料理を勉強中。

2004年11月よりフランス料理総合サイトFELICIMME 内のコンテンツ
『HANAEパリ通信』を執筆中。