◆食事時の会話のマナー |
レストランでの楽しみは、食事の味だけでなく、そのレストランの雰囲気を味わったり、サーヴィスの方との会話や一緒に食事をする相手との会話でもあります。
その会話はもちろん、互いに楽しめる話であればいいのですが、マナーとして避けるべき話題があります。それは、『宗教』。これは、外国人と食事をする時に特に注意してください。ご存知のとおり、宗教には歴史的な争いがつきものです。中には自分の宗教以外を認めない方もいらっしゃるので、そんな人同士が一旦宗教の話を始めると、議論が平行線になる場合も多々あります。
食事は楽しく、美味しくいただく場なので、争いごとを持ち込むのはタブーとされています。現代では、ビジネスの場でも宗教の話を持ち込むのはタブーとされていますので注意しましょう。
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◆他にタブーとされている会話 |
宗教の他に気をつけるべき会話の内容では、「政治」「他人の悪口や噂話」があります。政治の話題も、場合によっては話に火がついてしまうことがあり、また聞いていて苦痛になるのが他人の悪口等です。
つまり、食事は楽しむべき場であって、互いの主張を議論したり、気分を害する場ではありません。
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◆本当に思いやりのある会話とは? |
2人以上の人とレストランで食事をする時、どんな会話をしているか?思い返してみてください。全員が同じ会話で楽しんでいるでしょうか?
よくあるのが、数人での会話で誰か一人がその会話についていけずに黙ってしまう事。他の数人がその話題で盛り上がっているのに、その人だけがその話題や内容を知らなく、ついていけない事があります。
これがもし、ホームパーティであれば、そのパーティのホストは失格です。ホストは全てのお客様を楽しませるのが役目なので、一人でもつまらない思いをさせてしまってはいけません。
本当に思いやりのある会話は、同じ場にいる人皆が楽しめる会話をする事です。一人でもついていけない会話であれば、その話からそっとそれてみては如何でしょうか?
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◆教養ある大人とは? |
友人や会社の同僚、上司に「そんな事も知らないの?」「知らないと恥ずかしいよ!」「教養が足りないかもね。」などと言われた事はありませんか? また、人に恥ずかしい思いをさせたり、嫌な思いをさせたりする人はいませんか?
では、教養とは何でしょうか?
人よりも優れた頭脳を持つ事でしょうか?それとも、文化や歴史的、社会的な常識や知識を多く持つ事でしょうか?ある意味、そう捉えても間違いではありませんが、FELICIMMEでは、そうは考えません。
「教養とは、周りの人を幸せにする力 」
人を幸せにするには、経験や知識が必要です。それが無ければ、適切なアドバイスも出来ませんが、経験や知識だけでは人を幸せには出来ません。
思いやりや優しさが無ければ人が何を悩んでいるのか?何を必要としているのか?知る事が出来ません。また、それを実行する力が無ければ、人を幸せにする事が出来ません。つまり、これら全てが教養であると考えると、教養とは、人を幸せにする力なのだと思います。
経験や知識だけでなく、優しさや実行力がバランスよく整う事で、人を幸せにし、そして自分を幸せにすることができるのです。
「教養のある大人」であれば、食事時の会話だけでなく、どんな場面でも人に不快を与えず、大人のマナーが自然と出来る素敵な人になれるのではないでしょうか?
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