物価も税金も高くなり、また、日本で言うデビッドカードやクレジットカードなどの普及により、おつりをチップとして支払う機会も無くなった事などにより、ほとんどの所でサービス料込みになっています。 とはいえ、普通に食事をしたら、チップを置く事がマナーと考えて良いでしょう。
星付きのレストランや超高級ホテルなどは、チップを置く事が前提です。サービス料は大抵10%含まれていますが(お店による)、幸運にも、フランス在住8年のレストラン関係者の相場を聞きましたので、こちらを記述致します。
以下は、二人で食事をした時の一回の会計時に置かれるチップの標準あるいは最低ラインとの事です。
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◆カフェでコーヒーを飲む。
おつりの1ユーロ以下をそのまま置く、または0.20〜0.50ユーロ程度。
◆カフェで食事(サラダのみ、ワンプレート程度)
2、3ユーロ
◆ビストロで食事(前菜+メインで30ユーロ〜50ユーロの店)
5ユーロ
◆ビストロよりもワンランク上のレストラン(一つ星クラス、ナフキンがあるなど)
10ユーロ
◆2つ星、3つ星クラス、シャンデリアがあったり、着飾って行くようなレストラン
20ユーロ〜50ユーロ
基本的に支払い金額に関わらず、お店の格・クラスによってチップの金額が決まっていると
考えてください。
三つ星で20ユーロからと書きましたが、世界中からお金持ちが来るレストランですから
50ユーロ以上のチップが日常的です。
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もちろん、その時の気持ちの問題なので、本当に素晴らしいサービスを受けたと感じた時は上記以上のチップを差し上げても良いかと思います。
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